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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【短編恋愛ファンタジー】竜に告ぐ あとがき

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みなさんこんにちは。ゆきうさぎです。
ここ6回、自作小説「竜に告ぐ」を記事にしてきました。↓

今日は、この小説を書いている間に頂いたコメントに対するお答えや、考えていたことなんかについて書こうと思います♪

あ、その前に残念なお知らせが一つ。
昨年末にエブリスタ経由で応募した公募賞(大賞は書籍化)の中間発表が出ましたが、エリュシオンはあえなく落選してしまいました~。

じつは、ここのところの休校騒動で、すっかり確認するのも失念していたのですが。どうやら2月27日に発表されていたようです。まあ、落選は公募賞あるあるなので。。。
大賞が決まったら今回の受賞作を読んで、この賞の傾向と対策もお勉強しようと思っています。っていうか、どういう賞なのかも分析しないで応募しちゃった自分、無謀だったかも。反省。

まあ正直、残念は残念でしたけれど、この話はサイト特集に掲載されたおかげで、本当に沢山の方に読んで頂けたんですよ。はてなブログと合わせるとホントに私的にはありがたいくらい読者様がついて下さった作品になりました。なので、それほどダメージってわけでもなく。。。

それにまだ他にも色々と応募しているので(ポチるだけなので)。
なにか報告できるような結果が得られたら、また記事にしたいと思います♪

というわけで、報告はお終い。
それでは、あとがき行ってみよう♪

オンリー・ワンも楽じゃない 

最初は作文に関するお話です。
先日、小説の間に書いた報告記事のブクマで、塾パパさんから以下のようなコメントを頂きました。

jukupapa 「お金が介在しない時代の市場」という表現がとても印象的でした。言葉の使い方を真似したいと思っていますが真似ができません。文章を書くときにどのようなことを考えていらっしゃるか気になります。

2020/03/07

これはゆきうさぎが「ブログって、お金が介在しない時代の市場みたい」と書いたことへのコメントだったのですが。

 言われてみて初めて「う~ん。。。?」となりまして。というのも、自分ではそんなに練った文なつもりもなかったんですよね(^_^;)

そこから、振り返って考えてみたのですが。
基本的に私の素の文章は「小説作文」の応用なのかな、と気づきました。

SMAPの歌に「世界に一つだけの花」というのがありますよね。
ナンバー・ワンじゃなくオンリー・ワン
小説作文って、まさにそのオンリー・ワンを追求する文章の集合体だと思います。

そして「世界に一つだけの花」はとてもいい歌詞なのですが、ちょっと引っかかるのは、ナンバー・ワンになるのはむずかしいけれど、オンリー・ワンになるのは簡単。だって今、そのままだからねというようにとれるところ。

いやいや、そのオンリー・ワンである自分を自覚するのが、むずかしいんだよなー
みなさん、自分のオンリー・ワンな点って具体的にどこか、すぐに上げられます?

小説作文って、とにかく他人と同じ文章を書いてちゃダメで。
よく小学校の作文などに「遠足で印象深かったこと」ってお題が出たりするじゃないですか。あれで出だしを「私が一番、遠足で印象深かったことは~」なんて始めるのはもう、バツバツ。なぜって? だって、みんながそういう出だしだから

たとえば、なんですが。
「この間、お母さんが料理中に包丁で指をざっくり切ってしまった。救急病院にかけこんで〇針も縫うケガだった。血が止まらなくて、私は怖くて夜うなされてしまった」

こういう書き出しだったらどうでしょうか。
え?遠足は?
そしてお母さん大丈夫?
みたいになりますでしょ。

「この間の遠足で、そんなお母さんがお弁当に私の好きな料理〇〇や××を作って入れてくれた。青い空。渡る風。揺れる木漏れ日の下、大好きな友達と囲むお弁当。お母さんのあの時のケガはまだ完治していないけれど、元気で、私の一番好きなお弁当を作ってくれたことがしみじみ嬉しく、〇〇は、はんなりと幸せの味がした」

……本当に、たとえばの例なんですけれど。↑あ、嘘八百ですからね、この話!
もし上記のお題でこういう感想文を提出したとしたら、これはオンリー・ワンを強調しつつ、なおかつ読ませる文章にもなるわけです。下手な例でスミマセンが。。

とにかく小説書く系の人たちって、誰に言われなくてもこういう文章・視点・話題を練って出してくるんですよ。
みんなと同じは嫌なの。オンリー・ワンを見せたがりなの。

そしてこういう作文をくり返すと、どんどん研ぎ澄まされていくわけです、オンリー・ワンな感性。あと目前で起きているリアル事象と、自分の中にある言葉や情景をリンクさせる技術も。

なのでこの間、「9ヶ月目のブログって=?ナニに相当する?」という話を書こうとした時には、右手で、みなさんからいろいろな情報を頂いている私が、左手では自らの記事をさしだす絵が見えまして。

あれ、これって、なにに似てるんだろう。
と思った時に、脳裏に浮かんだのは、別の一つの情景でした。それは――。

場所は日本。かなり古い時代の着物を着た行商の男の人が、市場の道で釣り上げた魚を振り上げている。対面には、藁拭き屋根にござをしいただけの野菜売りの女性が、片足ついて座りこみながら、魚を指さしてなにか威勢良く言っている。

あ、この絵は市場だ。物々交換の交渉中だ。

それで、先ほどの「お金が介在しない時代の市場」って表現が出てきたわけです。なので、そのままを、ただ表現しただけだったという 笑

というわけで「文章を書く時になにを考えていますか?」というお問い合わせに対しては「オンリー・ワン視点の脳内映像が点滅していまーす(いることが多いです)」というお答えが適当なのかな?ただ最初にこの結論書くと意味不明なので、長ったらしい解説つきで失礼しました 汗

AIは感情を理解できない

また「竜に告ぐ」を書いている間、アメリッシュさんとちょい「物書き文通」させて頂きまして。
アメリッシュさんは多読家で、文章を練るのも慣れていらっしゃる方なので、おそらく文章の響きやリズムと言ったところの嗅覚と言いましょうか、センスが良いのだと私、理解しています。文通、楽しかったデス!ありがとうございます~~

そんなアメリッシュさんがつい先日、以下のような記事を書いていらっしゃいました。

funyada.hatenablog.com

この「脳が記憶を書き換える」お話も、面白かったのですが。
アメさまは歴史小説?歴史解説小説? とにかく私にとっては物語を書いていらっしゃるのですが、このとーってもためになって面白い長編より、ぽんと上げたテストブログのほうがPV数が多かったと、嘆かれておられまして。

そうかー、アメリッシュさんはAIと闘われていたのか、でもたしかに私のブログでも小説記事のPVは全然伸びないからな~(そして上位掲載されようという努力もしていないけれども)。やっぱり小説系でPVアップは出来不出来の問題じゃなく、単純にむずかしいんだろうな。
しかしあの内容で、なんで拾われないんだろ。
と思った時に。

アメさまが「AI」と言われたので、はっと思い出しました。
そういえば私がやっている小学校の絵本読み聞かせ講習の時に、専門の先生が以下の本を紹介して、AIの限界について語られていたのを――。 

 私、じつはこの本を精読してないんですけれどもね。。。先生からの受け売りで失礼します。

読み聞かせの先生がおっしゃるには、最近のAIというのはひどく精巧で、大学受験問題をMARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)レベルなら学生と同じ正答率で解いてしまうと。

でも早慶レベル問題は、AIと人が解くのとでは、まだ、差があるんだそうです。
その差異はなにかというと、ずばり「読解力」。
AIは文章の行間を読んだり、感情を作文したり、いわんや行間に漂う人間の機微なんかは絶対に読み解けないと。つまるところトロイの気持ちや立場、しぐさの意味とか、そういうのも全部、まるっとわかんないんだろうなぁ。可愛そうなやつだなトロイよ。

この話を思い出した時、あーそうだったのかと、今回のアメリッシュさんの記事とつながりまして。小説系記事がAIに拾われない理由は、いたく納得できたというか。

過去、私がブログに上げた小説たちも、SEO的に評価されてませんでした。
しかしエブリスタや公募賞ではまったく同じモノが評価対象になってました。
この差異はどこからきたのか?というと。
ようするにAIには理解不能でスルーされたけれど、投稿先の下読みさんや編集さん(人)には価値を感じて頂けたってことなんだ。と。

なるほど。AIには感情なんてないので(将来的にはわかりませんが)、人の心を震わせることに焦点をあてた文章をブログで書いても、評価対象にはなり得ないんだろうな。というのが私の出した結論でした。はっ、AIサーチ様、失礼な言い方もうしわけございませぬ。 

ファンタジーは現実を反映している

でもとにかく私が相手にしているのはAIじゃなく、あくまで生身の読者様なんだから! つーか私は、AIを愉しませたくてお話を書いてるわけじゃないし!
だからむしろ、AIに理解しがたいレベルの文を人には評価頂けている今の状態って、ウェルカムなんじゃないか! 
と脳天気に自己肯定したところで、

佐馬鷹 (id:coatsofarms)

展開がタイムリーなような。
今現在のウイルス騒ぎと話中の流行り病。
ウイルスも早く収まってほしいものです。

 佐馬鷹さんから上記のようなコメントを頂いたことも思い出し。


そうなんです。
今回の短編を書いている間にも、どんどんコロナの話が大きくなってゆき。
世間に動揺が走るのをみて、あ~、なんかこれはまずい。 
みんな落ちこまないで! 
なんとか凹んでいる人を励ましたいな。
この閉塞感を、どうにかしないと。
みたいな気持ちがどんどん強くなり。
狙って、時事ネタも小説に入れこみました。

ファンタジーって、全然読まれない方たちからはよく「子供の読み物」とか「しょせん絵空事」みたいな評価をくらったりもするんですが。
名作と言われるナルニアや指輪物語のころから、伝統的に、現実社会を如実に反映する鏡のような作品は、古今東西たくさん存在しています。

ただ前述したとおり私、小説作文する人なので。
今の状況について思っていることを、まんま言葉で言うんじゃなくて。
なんとか自分流にかみ砕いて表現したい。
そして読んで下さる相手に感じたり、自由に発想してほしいなと。←ここ重要。

私、自分が「思考するのは自由にやりたい派」なので、他の方にも自由に感じたり考えたりして頂きたいんですよね。

そうやってできたのが、今回の「竜に告ぐ」でした。
あの結末で納得して頂けるのか、正直ブログ上げするまでびくびくでしたけれども、皆さまから好評だったので、今やすっかり安心しました(笑)

空想物語を他の方に語るということは、結局「なにか感じて、響いてほしい」に集約される行為なんだなぁ、と改めて今回、思い至ったしだいです。
私はもっと人の心に響く愉しい物語を書ける人になりたいので、この気づきを忘れず、ここからまたマイペースにコツコツがんばりまーす。


そして、ここまで読んで下さった皆さま、拙い物語&妙ちきりんなあとがきにまでお付き合い下さり、大変ありがとうございました。多謝多謝。

おまけ・なごみ歌

唐突に始まったこのコーナー。鬱屈感漂う世の中をなんとか少しでも明るく~をモットーに、ゆきうさぎお気に入りの歌を紹介してきました。
一応これで短編も終わりなので、歌もここで〆にしますね。
五曲目は「Ana Vee-HAWAI'I」

www.youtube.com

この歌、もともとはハワイに長期滞在されているwww.eyossy.comヨッシーさんが紹介されていて、そこからオフィシャルビデオを見に行ったのですが。
やっぱりハワイ好きだなぁ。癒やされる~。

現実世界での流行病との戦いは、どうも長期戦になりそうですが、ささやかな楽しみをみつけて、明るく暮らして行きたいですね。

それでは、また。
ごきげんよう。

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