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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

小説を書くための、基本のホ②

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みなさん、こんにちは。
ゆきうさぎです。
前回から引き続き、小説作法のお話。

現在、小説投稿サイトに籍を置いて活動していますが、これから小説を書く人たちに、ためになるかもしれない情報やらなんやらを、まとめておこうと思いたち、ちょっとだけ、はてなブログに戻って来ました。

ちなみに私が今、投稿サイト上に出している作品の実績は、

【エブリスタ内】
『ラダールの花薬師』エブリスタ次に読みたいファンタジーコンテスト【恋愛ファンタジー】入賞
『船上のスピカ』超・妄想コンテスト「星降る夜に」優秀作品選出
『宇宙に浮かぶエリュシオン』エブリスタ新作セレクション(2019年12月26日号)に掲載・SF最高5位 ※なお、この作品は十代のころ書いた同題作品を1から書き直した長編ですが、最初に書いた中編のほうは集英社コバルトノベル大賞予選通過
『小夜恋歌』集英社短編小説新人賞「もう一歩」選出(リライト版)

【魔法のiらんど内】
『緑の魔女と天宮の将』魔法のiらんど小説大賞 中間審査通過

こんな感じ。
もうまったくの初心者じゃないけど、かといってセミプロです、と名乗るにはまだなんかイマイチな実力だよなぁ、という立ち位置の者です(引き続き読まれている方は、また自己紹介入れちゃってスミマセン)。

で、前回は以下の内容について書きました。↓

  • 小説を読むほうから、書くほうになってみたい!
  • 書き方を学んでみる
    • 無料サイト
    • ハウツー本
  • 実際に書いてみる 

今回は、この続きです。
前回記事の最後に、こんなことを書きました。

小説を書いていて、一番良くないというか、時間と労力が無駄になって、技術が進歩しないのって、「最後まで書き上げられない」ことだと思うんです。

そんな中で感じたのは、

・物語とは、終わらせないと始まらない。
・「1作書いた」とカウントできるのは完結した作品だけ。
・分量書かないと、わからないことがある。

ということ。

よく投稿サイトでお見かけするつぶやきに、「最後まで書き上げられない」っていうお悩みがありまして。  

ああ、私も小説を書き始めた初期のころ、よく思いつきで物語を始めたはいいけれど、どうにも最後までたどりつけずに書きっぱなし、投げっぱなし、なんてことがあったなぁ。

だからこのお気持ちは非常によくわかる。
わかるんだけれども。

あえて言おう、その苦しみを乗り越えて、ぜったいにエンドマークつけたほうがいいですよと――。

物語とは、終わらないと始まらない

そもそも「物語が終わらない」のは「書き始めの時点で、終わりを考える前に書き始めてしまった」ことが原因なんじゃないかな。少なくとも私の場合はそうでした。

でも物語って、始まって、はらはらどきどき展開して、最後に余韻を残して終わるものですよね。
たしかに、ちまたにも、途中でぶん投げられたまんま、数十年経過してるプロ作家さんのお話ってあったりしますけれども、「ああいうのアリじゃん」って思っちゃいけないというか。

だって全部味わってみないと、その作品がどういうモノだったかなんて評価できないでしょ。序盤だけおもしろくても、最後納得いかなくて、なんてこともあるわけだし。

それに私は物語に出てくる登場人物って、最初に抱えていた悩みなり問題を、最後にその人物なりに解決しなきゃならん、と思っていて。

よく小説ハウツーや出版社の編集部さん記事からも「登場人物が物語内で成長する話」を書きましょう、って話が出てくるんですけど、小説を書ききらない=登場人物の人生にも決着がつかないままになってしまう

だから、書く。
とにかく書き始めたなら最後まで書ききる。

そうすると、なんか自分の中でも一つの人生をやりきった感(大げさ)みたいな、区切りができるっていうか。

この区切りがとても大事で、ここをやりきったことにより、次回作は次のステージから始めることができるんです。

でも、もし書いていた話を途中で放り投げた場合、次回作も同じステージの最初からやりなおしになってしまう。

だから書いている側にとってみても、登場人物のためだけじゃなく、我が身のためにエンドマークをつけたほうがいいのです。

「1作書いた」とカウントできるのは完結した作品だけ。面白い話を思いついたら、即日書き始めたくなる気持ちはすごくわかるのですが、そこはぐっと我慢して、冷静に。

基本に忠実に、まずはプロットを練りましょう。私のイメージ的に、プロットは旅行のスケジュール表です。いつ、どこで、誰と何を見たか。どんなイベントに参加するのか。最終日の最後になにをするかまで、紙にまとめます。全部、企画し終えましたか? 忘れ物はないですか? OKなら、さあ、旅に出かけましょう(書き始めましょう)!
迷ったらスケジュール表を見て、その通りに行動するのを(書くのを)お忘れなく

初級のうちは、短編がオススメ

というわけで、小説を書き始めほやほやのころは、なるべく短編を数多く書いたほうが効率よくステップアップしてゆけると思います。

長編は、言うなれば短編の連作です。
すごくざっくりですけど、原稿30枚の短編を10書けば300枚の長編になるわけなので、最初に短編を書ききってしまう技術さえ培ってしまえば、「途中までしか書けない」「終わらない」ってことは格段に減ってくるはず。

そして投稿サイトなどで発表する場合、まだ書ききってないうちから、手持ち原稿を公開するのは、私はあんまりオススメしません

書いたらすぐ誰かに見せたい!
反応をもらいたい!

その気持ちも、非常によくわかる、わかるのですが。
これをやると、全部書ききったあとに「やっぱり序盤の展開や台詞、変えたいかも~」ってなった場合、もう読者さんは最初を読んでしまっているので、書き直すのが大変というか、書き直し難くないですか

私はもともと紙原稿出身で、即日公開とかできる環境になかった時代からのワナビなので、全部書ききるまで手持ちにすることは全然苦じゃないというか、そのほうがむしろ気持ち的に「読者さまをうらぎってない」気がして楽。

とにかく物語というものは、
最初から終わりまで書いて、つなげて読んでみて、誤字脱字を直して、しばらく日を置いて寝かせて、それからまた再読して、おかしな箇所を書き直す。

これ、いわゆる推敲ですけれども(笑)。

私の場合、この推敲はものすごく時間がかかるというか、物語を書く時間と同等かそれ以上に推敲時間が長いというか――。
デコレーションケーキのデコ具合を、ひたすらチェックしているのと同じような感覚でしょうか。

そうやって、ようやく納得できたものを、いったん全部投稿サイトに上げて、それを一日で読みやすい分量に割って、公開日時設定機能を使って、小出しに公開していく

なので短編1本が公開されている間に、本人はもう次を書き始めているので、現在公開中の小説に関してはPV数やら読者様の反応にも、そんなに過敏になることはないです。

投稿サイトの罠?

これってはてなブログでも言えるお話なんじゃないかと、思うのですが。

自分の書いたモノをネット公開すると、どうしても読者様の反応が気になってしまいませんか?

それでPV数に一喜一憂したり、ランキングやブクマに過敏になったり。
記事を充実させることや文章を書くことそのものより、互助会みたいな活動に時間や労力を割くようになりがちじゃないでしょうか。

でも「他人からどう見えるか」ばかりに気をつかっていると、その間は「自分の文章を研鑽する」ことはできていないので、結局、自分の実力は底上げできていないことになります。

もしも「小説を書いて、同じ趣味の人たちと楽しく語らいたい」のが目的なら、そもそも物語を書き上げることも、自分の実力をつけようと努力する必要も、ないのかもしれませんけれども。

私はとにかく「今よりもっといいモノが書きたい」「少しでも読んで下さる人の心に響くモノが書きたい」「先に進んでいる実感がほしい」っていう気持ちが強いんですよね。

こういう人にうってつけなのが、投稿サイト各社さんが開催している公募賞、コンテストに応募してみることです。

まずは、応募規定を読んで、募集にそった短編を書く。

そうしたらそれをコンテストに提出する。

最初のころは箸にも棒にもかからず、かもしれません。
でもそこで諦めず、落ちたなら必ず受賞した作品と、編集部さんのコメントを読む
そして、自分の作品に足りなかったところをふりかえってみる。

反省が済んだら、あまり落ちこんだりせず、間を空けずに淡々と次を書く。応募する。結果を見てさらに対策を練る。
って言っても、まあね、普通は落ちたらがっかりしますよ、人間だもの。
だけど一回二回でがっかりしすぎない。ここ重要。
だって落ちた理由は、自分の実力がなかった以外にも様々あるでしょ。
他の応募者のレベルが全体的に高い回だったとか。主催者側が欲しい話じゃなかったとか。

このくり返しを途中で諦めずに延々やっていると、だんだん公募賞にひっかかるようになってきます。

そうすると、編集さんたちプロの視点からみたコメントも、もらえるようになります。
これはまず数をこなさないと、至れないステージかなと思う。
なので「小説を書く」って本質以外のことに、あまり力を傾注している場合じゃないというか。
とにかく分量をこなさないと、わからないことがある

唐突ですが、みなさん「ハイキュー」って漫画&アニメ、ご存じでしょうか?

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https://haikyu.jp/ (公式サイトより引用)

私、学生時代はバレーボールをやっていたので、「ハイキュー」大好きなんですけど。
このアニメTO THE TOPの二話目に、こんなセリフが出てくるんですよね。

「『遠きに行くには、かならず近きよりす』。なにかを為すには一歩一歩順を追ってすすまねばならない」(武田一鉄)

「球拾い、なめんなよ」(烏養繋心)

「探せ 考えろ いつもと同じ目線じゃダメだ 同じ考え方じゃダメだ ここでしかできないことが なにか…… 探せ!」(日向翔陽)

ハイキュー TO THE TOPより

そうなんだよなぁ。これホント小説書きにもあてはまる。
球拾いとは、小説書きで言うならプロット作成とか、書く前段階の基礎でしょうか。
とにかく寄り道せずに書け、そして考えろ! 一歩づつ進め、うまくなりたいなら!←ハイキュー風
なんでもそうですけど、簡単で楽ちんな近道なんてないですよね。 

あと、うまくなるためには、プロの視点からみたコメントがけっこう大事というか。

読者さまから頂く感想も、非常に参考にはなるのですけれども。
でも読者さまはあくまでプロではないので、技術的な視点からのアドバイスというよりは作品に対する反応かと思います。

プロからの指摘は直球でぐさぐさ辛辣な場合も多いのですが、言われてみると自分に足りないことが明確になったりして、次に何を直すべきなのか、対策をたてやすくなるんですよね。

で、ここまできたら次はどうするのか? というと。

そう、短編で受賞をめざします! この話は長くなるので、③をご覧下さい↓。


それでは、また。
ごきげんよう。