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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【在住体験記】ベトナムってどんな国? 3年暮らしてみて、思ったこと③

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みなさん、こんにちは。
ゆきうさぎです。

ここのところベトナム体験記を書いています。↓

www.yukiusagi.site

こちらの記事、「ベトナムについて教えて下さい」とリクエストを頂いて始めたものになります。ですが、よく考えたら在住体験記なので、今回タイトルを少し変えました。ご了承下さい。

私はベトナムに、かつて3年住んでいました(ドイツには6年住んでいました)
この間に息子を妊娠、出産したこともあり、当地には色々な思い出がありますが、、、今回はリクエストにお応えする形で、おもに日本との暮らしの比較と生活体験談をベースに書いています。

それでは、どうぞ☆

英語が通じないのは、悪なのか

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しょっぱなから、なんか喧嘩をふっかけるような題名で恐縮ですが!
ベトナムの公用語はベトナム語です。
基本的に一般人は英語を解しません。
さらに地方に行くと、ほぼほぼ英語が通じません。

千年の長きにわたり中国に支配されていたので、中華圏よりの人も多く、英語は通じずとも中国語が通じたりする時もあります。
現在はロシアと近しいお国柄なので、ロシア企業や人がけっこう多く、英語はダメでもロシア語なら通じることもあります。
少し前まではフランスの植民地だったので、フランス文化に傾倒している人も多く、英語は無理でもフランス語はぺらぺらな人もいます。

なおアメリカは、ほんのちょっと前にベトナム戦争でいろいろやらかしたせいで、未だにアメリカ資本もアメリカ人も締め出しを食らっているようで、現地ではあまりお見かけしませんでした。

そんなこんななので英語圏からやってきた白人たちは、時々きーっとなってましたが(苦笑)、ま~、私は基本的に当地の公用語をお勉強しないほうが悪いんじゃないのかという考え方なので、英語が通じないからと怒るのは筋違いかな~と、内心思っていました。

以前にもちらっと書いたのですが、親しくしていたイギリス人とカフェに行って、ベトナムアイスコーヒーを頼んだことがありました。
私は(この程度の注文なら簡単なので)ベトナム語で注文し、彼女は英語を誇りに思っているせいなのか、まったくベトナム語を最後までお勉強しなかったので、当然この時も英語でアイスコーヒーを注文しました。

その結果、私には注文通りの品がサーブされましたが、イギリス人友達には頼んでいないホットコーヒーが出てきました。

彼女が怒って「これはちがう!」と息巻くと、若いウェイトレスはコーヒーを下げて、しばらくしたら、美味しそうないちごシェイクを持ってきました(驚愕)。

当然、彼女はさらに怒り「英語も理解できないのか!」とウェイトレスをなじったので、私がベトナム語で彼女の注文をくり返すと、ウェイトレスはすぐにひきさがって、彼女の注文通りの品をサーブしてくれました。
その時のウェイトレスは十代のアルバイトみたいな子で、まったく英語はわからなさそうだったけれど、頭ごなしになじられたことは通じていたので、不愉快そうでした(アタリマエだよな)。

そこで私はイギリス人に忠告しました、「ここの公用語はベトナム語。だからベトナム語も少しは覚えた方がいいよ、そうすればこういうこともなくなるよ」と。結局覚えなかったけれど。。。

しかし英語が公用語でない余所の国に来ておいて英語もできないのか!」っていう言いぐさは、どうなんでしょう。

結局、英語を話せと母国語でない相手に強いる行為は、相手に、全面的に自分に合わせろと要求しているのと同じでは?
彼女のことはずっと好きで仲良しでしたけれど、その時は正直、なんだか英語万歳が傲慢な感じというか、鼻につく印象でした。

ちなみに、ベトナムで多かった印象の英語圏出身者はオーストラリア人。
彼らのすべてがベトナム語を解さないというわけでは、ないのですが――。

英語さえ話せれば世界中どこでも万能だと信じている人々に、一言申し上げたい。
基本的に、余所様のお国で英語のみを使って快適に生活したいなら、英語が通じるエリアまでで我慢したらよいです。
しかしどこへでも自由に行き、意思疎通したければ、自らが汗をかいて現地語を勉強するべき。ちょっとでもいいから! 頼むよ~。ちなみに私ゃ正直、いちごシェイクでも別にいいじゃん(美味しそうだし)と思った口。

じつは以前住んでいたドイツにもいたんですよ、英語が母国語で、英語しか話そうとしない人たち。。。
ドイツ人は英語もフランス語も話せるよ~なんならイタリア語もOK~、みたいな語学堪能人が多いので、簡単に英語で合わせていましたけれど。
仲良くしていたノルウェー人なんかには、「ごめんね、ゆきうさぎ。日本語しゃべれなくて、英語で」と言われたことまであったけれど。←こういうことを言ってくれる人、好き。

なんていうか、、、少しでも、相手に歩み寄る姿勢っていうんでしょうか。
そういうのって、国際交流的に大事だと思うんですよね。
英語が母語でない、上記のドイツ人やノルウェー人のように。

これはもしかしたら日本に来た英語圏の人たちにも、言える話かもしれない。
べつに英語で話しかけてきてもいいけれど、こちらも英語で返せるよう勉強はするけれど。
でも日本語も少しは覚えて、ここの歴史や文化や流儀も知って帰ってほしいよな~、と切に思います。 

日本語で済ませようとする人々

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(写真:南シナ海の夕暮れ)

前述のイギリス人の日本版というか、ベトナムで英語も現地語も学ばず、なんとか日本語だけで済ませようとする日本人もいました。
というのもベトナムはわりと親日です(今のところ)。
現地にも「英語は話せないけれど、日本語はぺらぺらです」的なベトナム人がわりといる。ここはドイツはじめヨーロッパ・アメリカ・オーストラリアといった、欧米・オセアニア圏とちがう所。
さすがはアジア圏! そしてけっこう、やるなぁ日本!←ちょっとカルチャーショックだった。

お店も「日本語OK、英語不可」みたいな営業をしているところがホーチミンにはあちこちに存在しました。
このため、私はよく欧米人から
「それいいね!どこで買ったの?」と聞かれて
「〇〇って店だけど、あそこは日本語とベトナム語しか通じないよ~」
「えー、じゃあ無理かも(泣)」
なんていうシチュエーションがありました。欧米ではあり得ない話だよな。

でも、これも前述のイギリス人と同じなんですが、通じるからと日本語だけですべてを済ませようとするのって、なにか現地の人に失礼な気がするんですよね。。。

別に私も、ベトナム語ペラペラじゃないんですけど。
というのもベトナム語の発声って7段階あって、中国語よりむずかしいのでね。
だから聞くのはできても発音できないし、発声するたび、
「わはは~、なにそれ、全然ちがう意味になってるよー」
「外国人(日本人)の話すベトナム語ってホントおもしろーい」
と、よくベトナム人に笑われましたし(苦笑)

でも、笑われるのが恥ずかしいとか言って日本語の殻に閉じこもったままでいると、視野が狭いままになっちゃう
いいじゃないですか、自分、外国人なんだから別に妙ちきりんな発音だって。←開き直り
やっぱり
「どうしてそれを着るの?」
「なんでこういう作法なの?」
「この食品にはどういう効能があるの?」
等等、知りたいことって無限に湧いてくるんですよ、異国にいると。だって日本と全然ちがうんだもの、文化も思考も。

それが日本語の中だけにいると、
「ベトナム人って、ホント、ルーズなんだから」
「〇〇って言ったのに、××って返された~」
「タクシーで行き先をわざと変えられた」
等等、文句を言うばかりで、その根底にあるマインドを理解できなかったり、対処法を知らないままになっちゃうんですよ。
せっかく現地にいるのに、日本の定規しか持ってないので、現地の定規で物事を推し量ることができないんです。

これは私の個人的な意見ですが。
外国に住んでいる時は、時間と手間を惜しまず、どしどし現地や周りの外人仲間なんかに、疑問をぶつけて視野や経験値を広げるべきです。

だって日本に住んでいない期間というのは、ある意味恐ろしい話ですが、自分はどんどん日本(母国)に対して浦島太郎になってるわけなんですから。
そして、この失った時間というのは、帰国後も、なかなか取り返せるようで取り返せないものなのです。
だから代わりになにか得ているものがないと、日本に帰った時、ずーっと日本で生活していた人と比べて、後れを取ってしまうわけです。

海外に住むって、別にメリットばかりじゃないですよ
ベトナムは3年でしたから、まだよかったですけれど、ドイツなんて私、6年もいたので。
帰国してから日本人なのに母国に慣れるのが大変でした。
得るものがあれば、かならず失うものもある。
それをどう、自分の人生の中で折り合いつけていくのか。
単純にそういう話なんだと思います。

乾期の過ごし方

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(ベトナムからプーケット島へ*2時間弱のフライトで行けます)

さて、次は気候のお話。
ベトナム北部・中部・山間部はまた全然ちがう気候らしいのですが、私が暮らしていたベトナム南部はとにかく一年中、夏でした。赤道にかなり近いため、それも道理です。
なのでベトナム人(南部)に気候の表し方を聞くと、
「え、なに天気? ここは『今日は暑い』か『今日はすごく暑い』の2種類しかないよ。あっはっは」
とか言ってました。

南部は乾期と雨期に別れており、乾期は12月~4月ごろまで。雨期は5月~11月ごろまで
2月前後のテト(春節)シーズンが終わると、徐々に気温が暑くなり、4月ごろがピークで連日40度超の猛烈に暑い日々が身体を蝕みます(´д`)

なんていうか太陽が近い。さすが赤道付近。なんて感心してる場合じゃない。
光線が真っ白なウルトラマンビームみたいで、半袖だと肌に突き刺さって焦げる感じ。
だからみんな暑い地域の人たちは長袖着てるんだ! 
と、あの殺人光線で納得しました。
光線に頭をやられると強烈な頭痛がするので、帽子も必須です。

日本に住んでいると、夏に40度を超えることもありますけれど、でも連続〇ヶ月で40度超はないですよね。
しかるにベトナムは余裕で1,2ヶ月以上毎日40度超の、夜間でも30度の日々が普通にあります。

さて、そうなると街や人々はどうなるでしょう? 
まずですね、周囲の山の緑がはげ上がります。山が真っ茶色になるの。ウルトラマンビームにやられて。
そしてこの猛烈に暑い中、電力不足でしょっちゅう町中の電力供給が止まります。現地の人々にもけっこうつらい暑さな時期なので、外国人にとってはホントに死活問題です。

というわけで、乾期の最後ごろ、外国人は国外逃亡するパターンが多いです。電力供給がまともなタイやマレーシア、衛生環境も良いシンガポールなどへ、みなさんメイドつきで避暑に行っちゃったり。
「みなさん、1ヶ月後まで、さようなら~」
「どちらまで避暑にいくの?」
「私はシンガポール」
「ああ、定番よね。安全だし」
「私はタイ。ゾウに乗ってくるわ~」
「楽しんできてね、私は今回は北京に行ってみるわ~」
「わお、北京! 旅から帰ったらどんなか教えて(良かったら次回の候補にするから)」
こんな調子。

停電は日常茶飯

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(写真:殺人光線下の日中。暑いので、人出は少ない)

とにかく暑くなればなるほど、電力供給は逼迫するモノですから、停電が頻繁になります。停電シーズン到来。(苦笑)
前述しましたが、街中の信号も消えます。
ただ私が住んでいた街は、信号がついたのもそんなに前じゃなかったようで、信号が全部消えても、街の人たちは「プッ」程度の警音を鳴らして普段通りに道を往来していました。

ベトナムは車が少ないので、そもそも高速でスピード出して道を走る人が少ないんですよ。平時から徐行運転モードだから、支障を来さない。
そしてベトナムでは、②で書いたように少年少女におじさんおばさんたち、人間はむろん道に飛び出しますが、野犬やねずみや猫やニワトリにサルといった、警音が効かない有象無象もたまに道に飛び出してくるので、徐行運転は理に適っています 笑

自宅では洗濯機が使えず、シャワーも出なくなったり、トイレも止まったり。
あ、もちろん冷蔵庫も止まりますよ~。
スーパーの冷蔵庫も、もれなく止まります。対処法は、ケースに氷を入れておくことくらい。だから買ってきた食材が傷んでいることも多いです。アイスは溶けてまた固まった状態の商品もよくありました。わ~、何回とけて固まったんだろう的なものもあるあるなので。こういうの気になっちゃう人は、現地で暮らすのオススメできない。

灯りはロウソクになります。
でもこういう状態が日常茶飯だと「また消えた、一昨日も消えたのに。まあでも、乾期だから。てか、復旧目処っていつごろ?」って、みんなあんまり停電自体は気にならなくなる。日本では東日本大震災の時にあった計画停電なんてものも、毎シーズンあります。

しかも日本のように正確な計画停電ではなく、わりと無計画停電です。3時間と言って半日だったり、一日だったり。かなーりアバウト。
だいたい正確な計画停電が50%、無計画停電が50%くらいかな~。←ハイ、でもここは怒るところじゃありません、諦める。日本じゃないので、日本マインドは一度捨てましょう。笑

こういう場合とにかく、知りたくてしょうがないのは、復旧開始の時刻です。誰がナニをミスしてこうなったとか、そういうの、どーでもいい。どうせ明日もまた止まるかもしれないし。
止まって3時間後なのか、半日後なのか、1日後なのかではだいぶ対応が変わります

3時間程度の停電なら、ほぼほぼ「カフェでお茶してよっと」くらい。
半日後でも「冷蔵庫は、閉じとけば平気だよね」レベル。
困るのは1日以上の停電で、あまりに長そうな場合はホーチミンに避難したり、自家発電のあるホテルに泊まりに行ったりして、やりすごします。

ちなみに我が家は自家発電がついていたので(そしてめったに故障しなかったので)、よく外国人友達や日本人友達が避難しに来ました。
自家発電、大変大変便利なのですが、一つだけ欠点が。
あれねー、もう騒音が半端ないんですわ。
騒音ていうより、爆音
「ヘリコプター離陸中」みたいな音と振動が家全体を覆うんですよ、朝から晩まで
なので夕方ごろには耳をやられ、身体は振動でふらふら、頭痛と眩暈に耐えきれず、仕方が無いので夕涼みに外出してました。だって、ずっと家にいられないんだもの~~。

停電……(遠い目)。
あれは本当に厄介な現象です。正直、できるだけ遭遇したくない。
でも絶対、ベトナムで頻繁に停電する生活をくぐり抜けて帰国した日本人同胞たちは、ちょっとやそっとじゃ心が折れない程度には「停電慣れ」していることでしょう。
人間って慣れる生き物なんだな、ってホント思う。

停電で米が中途半端に炊けなかったり、洗濯機が途中で止まったり、パン焼き器の中でパン種が発酵しすぎたり。そんなことは命に関わる話じゃないさ、でも不便
だから今、日本にいて、フツーに最後まで米が炊ける毎日って最高に幸せ、ウェーイ(笑)

 

……なんか書き出したら止まりませんね、ベトナムネタ。(笑)
またこの記事、6000字超えてしまったので、今日はここまでとします。④に続く。
次回も乾期のベトナムのお話の続きから始まりま~す☆ ↓

おまけ・癒やし歌

前回短編記事の途中から唐突に始まったこのコーナー。
鬱屈感漂う世の中をなんとか少しでも明るく~をモットーに、ゆきうさぎお気に入りの歌を紹介しております。

八曲目は「Norah Jones-Don't know Why」

www.youtube.com

オサレで癒やされる歌声が、素敵な一曲♪

それでは、また。
ごきげんよう。

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