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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと・27~28「アイデアと善意」

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き、「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、このブログです。
なお「夢たび」は現在、全103作あります。
できるかぎり毎日更新していくつもりですので、よろしかったらどうぞ最後までお付き合い下さいね☆

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イラスト提供:ふわふわ。り

 

夢たび27「スパイスで花火を」

 

 

イタズラ好きの 妖精が
今日もこっそり ヒトの家
お台所の スパイスラックで
あざやか花火を 作ったよ

 

最初はコショウを ひとつまみ
パパーン!

 

黒い煙のむこうには
いにしえの絹の道を ラクダに乗って
旅する名高き アラブの商人

 

お次はそーれ お塩を使って
パパーン!

 

白い煙のむこうには
瀟洒な運河を 帆船で渡る
知略に飛んだ ベニスの貴族

 

いいぞいいぞ 調子が出てきた
これはなんだ? トウガラシ?
パパーン!

 

紅い煙のむこうには
黄金の都で 死者を祀り 
太陽と星を読む インカの神官

 

今度はこっちの ベイリーフ
パパーン!

 

緑の煙のむこうには
四年に一度の 祭典で
勝者に冠をあたえる オリンピアの巫女 

 

最後の花火は シナモンで
パパーン! パパパーン!

 

茶色い煙のむこうには
雪庭を 静かに眺めて
のど風邪を茶で癒す 中国の老師

 

ちっちゃな妖精の おちゃめな魔法は 
今日は これで おしまい
 

夢たび28「リューデスハイム憧憬」

ゆるやかに流れる ラインの峡谷
夏の日差しは まだ落ちぬ

川辺のほとりの 小さな村の
観光客にぎわう 大通りは
いまが一番 稼ぎ時

飲みたい放題 歌いたい放題 
踊りたい放題!
そう ここはいつでも お祭り騒ぎ

でも路地を何本か へだてたむこうは
大通りの喧噪が ウソみたいな
地元の村人の 静かな暮らし

なじみの店に いつものお客
幼なじみと酌み交わすのは 
銘柄なしの グラスワイン

川むこうには 入り日に映える
中世の城跡がいくつかと
ひたひた 赤く輝く水 それに
みんなが自慢の ブドウ畑

こちら側の 夏の夕べは 静かに暮れゆく

昔から 変わらない風景の中
気心しれた友と ともに飲む 
一杯の新鮮な酒は また格別さ
 

【夢たび景色】「アイデアと善意」

「スパイスで花火を」
ゆきうさぎ、主婦なので毎日、台所に立ちます。
で、目の前にいつもあるものといえば――、はい、スパイスラックです!
この詩はたぶん、スパイスラックを眺めているうちに、アイデアが頭に落っこちてきたんだと思いますー。
ゆきうさぎ、十代のころから小説も書いており、出版社さんの「もう一歩」「〇〇予選」に引っかかったりしているので、たまに
「いったい、どうやって、話を思いついているんですかー」
という、質問を頂くのですが。
うーん??
あらためて聞かれると、はてな、どうやってるんでしょう、私??←オイ!
一つだけ言えるのは、
「狙って狙って、なにかを創作しているんじゃ、ない」
です。(そこは、プロじゃないので……)
自分の中に無意識に蓄積したものが、知らない間に発酵してて、ある日突然、ぱあっと目の前に溢れ出てくるというかー。
ああ、感覚的なことって、文にするの難しいですねえ 汗
 
「アイデア」の語源って古代ギリシアにあるって聞いたことがあるのですが、
「アイデア」=「Idea」=イデアというのは、そもそも、
   神様のいる世界
      ↓
   人間の暮らす世界
に、落ちてくるものなんだそうで。
 
ゆきうさぎの勝手な空想では、
①ボールみたいのがたくさんころがってる天上界の雲の上から、神様がぼんぼんイデアボールを放り投げている。
②するとたまたま下を歩いてる人の頭にボールがぶつかったとき、ピコーン!(←スーパーマリオの音でお願いします)とアイデアが閃く。
みたいな?
ただし重要なのは、その時、ぶつかった人の頭スイッチがオンになってないと、ピコらない!ということ。
なので、創作モードになる時は、
「さー、心を世界に開いて~~♪ 感覚を研ぎ澄ませ~~♪」うぇーい
みたいな状態になっていると、わりとボールがピコってくる感じです。
ああっ、どう言えばいいんだっ。こんな妙ちきりんな説明で伝わりますかね 汗
たぶん、創作大好きな人なら、感覚で通じるんじゃないかなー。
もし、ああそれ、あるある、な人がいたら激しく嬉しいです!
 
話をスパイスラックに戻しまして。
そんな具合で、妖精がパンパンいたずらやってる光景が脳裏に出たので、それを表現してみたわけですが、、、一つ補足ですー。
「西洋で肉料理に欠かせないシナモンは、東洋では肉桂(ニッキ)といい、
漢方の一種として古くから珍重されています」←昔の夢たび27に注釈つけていた
そう、あのニッキ飴って、シナモン飴なんですよねっ。
 
「リューデスハイム憧憬」
リューデスハイムっていうのは、ドイツのフランクフルトからわりとすぐの処にある、ライン川沿いのちっちゃい村です。
昔からワインの名産地で、とにかくフレッシュワインが美味い!!!
観光客もいっぱいで、なんかいつ行っても、酔っ払いが楽しそうにどんちゃんどんちゃんしてるイメージ 笑
ドイツはミネラルウォーターよりビールのが安かったりするんですが(しかも、質のいいビールね。発泡酒とかじゃないやつね)、ワインも美味しいんですよねー。
ゆきうさぎは、観光客がごちゃごちゃの、いかにも大通り!は苦手で。
はい、ここから先はドイツ語しか通じませーん、てか地元民しかいないからねー、よろしくっ、みたいな、ほんとにふつーのお店が好きで。
そういうお店に入ると、店の人やら地元民やらに色々話しかけられたりして、「この先の〇〇って交差点で、今日××ってたんだよ~」とかいう話題とか聞けたりもするから、なんとなくお得感満載。
この詩を書いた時の元体験も、
「リューデスハイムでオススメなワインってなんですかねー?」
と、適当にその辺にいたおじさん連に聞いたら、
「はあ?そういうのは観光客が飲むやつだろう。地元民はそんなの飲まないよ」
「ここのグラスワインAかBを注文しなよ。それが本物のリューデスハイムワインだよ」
「ここのグラスワインはなー、A蔵元がこの店から歩いて〇軒先、Bは裏だから。ほとんど、できたてなんだぞ~」ごくごく。
「俺たちはいつも、これしか飲まねえんだぞ~」ぐびぐびぐび。
「Aにしろ、Aに」ぷふぁっ、おかわりっ。
「はあ?俺はBが好きだ」(……よく飲むなぁ 汗)
みたいな感じになりまして。
結局、AもBも頼んだというね 笑
 
いやー、よく思うけど、ドイツ人って強面だけど親切な人が多い。
お節介ですか?くらいに律儀で真面目。
長距離電車に乗ってる時、
「この電車はこれから、〇〇行きに変更になりましたー、元の終点に行きたい方はG駅でお乗り換えくださーい」
とかアナウンスが入ったことがあったんだけど(ドイツ語で)。
全然、見ず知らずの斜め前に座ってたお姉さんが、いきなりつかつかっとこっちに歩いてくるや、英語で、
「今、放送が入ったんですけど、あなた東洋人だから。わかりました?終点にいきたいなら、G駅乗り換えですよ」
って教えてくれたりね!
ゆきうさぎ、ドイツ語も英語もわかるから、状況自体はわかっていたんだけども。
お姉さんには、激しく感謝しました。
だってこれが日本だったら、こちらがわかる(だろうと思われる)言語で、わざわざ、教えてくれるかなぁ。
「おもてなし」って言葉、一時期流行りましたよね。
あれは別に、日本人だけの専売特許じゃないよ、って思うな。
ゆきうさぎは外国行くたびに、わりと損得関係ない善意を、その国の人たちから頂いたので。
今度は、自分が少しでも恩返しできたらいいなぁ。
 
それではまた。
ごきげんよう。
 
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