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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと80『羽ばたく鶴のように』・おりがみの持つ底力

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、この詩エッセイです。

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イラスト提供:ふわふわ。り

【夢たび80】『羽ばたく鶴のように』  

スイスの山岳鉄道は 
観光客で 大入り満員


ガタゴト ガタゴト 列車は大揺れ
暑い車内に クーラーはなし
金髪坊やが 泣いていた

あめ玉なめてた 女の子
捨てよと丸めた 包み紙で
なにやら熱心に 折り始めた

小さな手が 生み出したのは
きらきら光る 羽ばたく鶴

女の子は 坊やの前で
紙の鳥を 飛ばせて見せた

坊やは手を上げ おおはしゃぎ
汗をかいてた 夫妻はびっくり

まぁ なんてスバラシイ
こんなの 見たことない
一枚の紙の アートだわ!

コレは 折り紙 
日本の アソビ

親善大使は はにかみながら 
鶴を坊やに プレゼントして
 
足に羽が生えたように スキップしながら
自分の席に 戻っていった

 

【夢たび景色】おりがみの持つ底力

 ゆきうさぎは子供の頃、ドイツに6年住んでいました。
当地は大陸なので、陸続きでカンタンに異国へ旅することができるため、ゆきうさぎの家族はしょっちゅう海外旅行(と言っても東京から京都見物へ行くような感覚です)へ行っていました。

今まで旅した国、大人になってからも含め、ざっと30カ国ほどはありましょうか。

白亜の遺跡広がるギリシア、エジプトで見上げた満天の星と巨大な月や絨毯を織る少女達。
陽気で甘い物腰のイタリア男性(←ONE PIECEのサンジさんがリアルで大量にいる!)、華やかなパリ。
ニューヨークで泊まったホテルのボーイさんからぜひ文通したいと申しこまれたり、
ドイツの高速道路で玉突き事故にあったり、
スウェーデンの森でトイレがなくて困ったり、イギリスの個人住宅の庭が見事だったり、
ポルトガルでエンストして、ヒマをもてあまし道ばたのコルクの木から樹皮をはいだこともあったっけ――。

スイスは白く切り立ったアルプスの山々に、高原のひやっとした空気、のどかな牧草地と赤字に白十字の国旗、すばらしい細工の時計やオルゴールが店にたくさんあったことなんかを覚えています。

エーデルワイスも見たし、氷河も見たなぁ。
夏なのに激寒くて、感動するよりもう帰りたくなってしまい。なんのために山岳鉄道で上まで行ったんだ?
みたいな体験もしました。

夢たび80はそんな山岳鉄道の、まだ比較的下のほうでの思い出ですね。
大人は楽しい旅行でも、つれていかれる子供達にとってみたら、飽きちゃうのなんて、世界共通。
今は携帯ゲームとかありますけど、当時は電子おもちゃは皆無だった時代なので、よくぎゃん泣きしている子供もいました。

思うに、けっこう日本文化ってそういう時に時間をつぶせる手遊びが充実している。
あやとりなんかは、やっていると「なにがどうなってるの?」と同席している欧米人の大人からも、よく注目されました。
手品をやっている人を見てる感覚でしょうか。

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イラスト提供:ふわふわ。り


そして、あやとりより、もっと驚かれるのがオリガミ
「紙を折ってなにかの形にする」
という文化がない国の人からすると、もう驚異なわけ。
観光にきてるんだか、日本人子供の指先見に来たんだか、わからないくらい熱心に見てる人もいたりして。
こうなったら、スイスの山岳も形無しです。笑

キャラメルの包み紙を正方形にして、それを鶴にしたりしたのも大変驚き、喜ばれて、「ぜひそれを記念にくれ!」
という人も続出し、ひたすらキャラメル食べ続けるはめになったり 笑笑
こちらからすると、包み紙なんてゴミですけど。
こんな紙ですみません、と子供心に、なんか申し訳ないような気持ちになったりもしていました。

で、そのうち「どういう形のモノが欲しいですか?」
と、聞くようになった。
「どういうのでもいい、なんでも」「どういうのがあるんだ??」
「完成したら、動く紙アートもあるよ~~♪」「ええっ?」


みなさん、最初はかなり懐疑的にこちらを見る。
そこへ、羽ばたく鶴をささっと折って、しっぽを引っ張ってみせると、なるほど羽が動く。
もうその時の人々の驚きとうれしさの混じった表情ったら、忘れられないね。
みんな老いも若きも、驚嘆しておもしろい!って思う時、万国共通なんですよね、人って。

で、
そういう出会いをくりかえすうち、こちらもだんだん学習して、オリガミをつねにカバンに入れて持ち歩くようになりました。

そして、冒頭のぎゃん泣きしてる子供を見かけると、
「ほらー、動く紙おもちゃだよ、どうぞ~♪」
ってあげるようになったというね。

それを見た周囲の大人が、「私にもくれ!!」っていうこともしばしばあり、そこから会話が広がり、「ワタシ、日本人デース、ヨロシク~♪」みたいに打ち解けられるようになったり。
しかし何事も「芸は身をたすく」だなー、と幼心に実感したゆきうさぎでした。

オリガミは日本では誰も驚かない、フツーの遊びですが、外人からすると「わざわざ日本でオリガミの紙をお土産に買いたい」くらい、キラキラ遊びなんですよ~~

最近は日本を訪れる外人も増えてきたし、日本文化に興味を持つ人も多くなったので、どなたかユーチューバ―の方、外国人向けに「オリガミ教室」とか、世界発信されたらいいんじゃないかしら♪

それでは、また。
ごきげんよう。

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