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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと81『ある秋の日』・アイデアの生まれる季節

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、この詩エッセイです。

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イラスト提供:ふわふわ。り

【夢たび81】『ある秋の日』  

ひゅるひゅる ひゅるりん
木枯らし 吹いて

 

ころころ ころりん
どんぐり 落ちた

 

ひらひら ひらりん
真っ赤な 落ち葉

 

お空は すっきり
こころは ほっかり

 

澄んだガラスの 砂時計 

 

お日さま色の砂が 
こぼれ落ちるように

 

静かに秋は 流れゆく 

【夢たび景色】アイデアの生まれる季節

暑い暑い夏が終わり、ようやく秋の、coolで乾いた風を感じた時、みなさんはなにを思いますか?
ゆきうさぎの場合は「ああ。待ってました! ようやく空想ベストシーズン、来た~!」です。

最近の日本の夏って、暑い暑い、ちょっと暑すぎやしませんかね??
わたくし基本は一年中、いつでもなにがしか創作しているのですが、さすがに猛暑とか酷暑とかになってくると、脳みそが溶けるというか、思考回路がヒートアップして停止するというか。

たいがい、なにかを集中して書くのって夜なんですけど、夏の夜ってベタベタじとじと、むわっとしてるし、もう一日働いたあとで、くたびれて寝たくなってしまう。

そこへいくと、秋は日中も過ごしやすいので、夜になってもまだ余力が断然、あるんですよね。
やる気満タン、さあこい、アイデア、天から振ってこーい!
アンテナ張りまくって受け止め準備万端です。

と、だいたい小説のアイデアがぴこぴこぴこっと、落ちてくるんですね。
しかも一つじゃなく、落ちるときは複数同時に落ちてくることが多い。

当然、これを放置して小一時間もすれば、あっという間に内容を忘れちゃうので、あわててプロットノートという名のほぼネタ帳を取り出し、番号を振って、がりがり書き留めていく――。

夏休みに記事にした「もう一度、君に逢いたい」もそうやって生まれた作品でした。


今日はこの物語が初めにアイデアとして落ちてきた時は、どんな話だったのか、ネタ帳大公開(ってほどたいしたものでもなく、ただのメモ書きですが)しようと思います♪

アイデアナンバー4(この時は6つ同時に落ちてきたようで、「ただ君に逢いたい」はそのうちの4番目だった)
題名:精霊の木 ←最初は「精霊の木」って題名だったんですねー

霧の世界。そこで生きる精霊は子供を産まない。ペアになった精霊は二人の魂を合わせ、そこから生まれた魂の粒を精霊の木に捧げる。
粒は実の核となり、大きく育ち、やがて2-3歳児くらいの幼児となって実を割り、生まれ出てくる。


この実を喰う虫がいて、精霊たちはその虫と日々闘っている。
また、木が菌糸に侵されると栄養がいかなくなって、精霊の子も実の中で死んでしまうので、精霊たちは木が病気にならないように木をよく観察し、育てている。

 

精霊の木になるのも精霊で、自ら決心して、ある日変化する――たとえば、どうしても結ばれない恋をしてしまった、とか?

実際に書いた30枚原稿の中では切り捨てられた霧世界の設定も、ノートにはしっかり書かれています。

そして、ストーリー上重要な箇所も(下線)、この時もう構想としては頭にあったことがわかる。

あらすじ

ある国に王がいた。昔、この王が王子だったころ、王子は森で迷い、死にかけていたところを精霊の女に助けられ、記憶を無くしている間、女と過ごしていた。しかしやがて自分が何者であったかに気づいて森を出た。
女にはその時、かならず迎えに来ると約束して。
しかし王は国事に忙しく迎えに来なかった。
ある日、王は森に迷い、腹が減って若木の実を取ろうとするが、すると少女が現れて「だめだ」と言う。「理由を話しますから」と森の奥へ奥へと連れていき、真実を伝える。

王が食べようとしていたのは、あの女の実だったのだ。
女は恋人が戻らぬことを悲観して自ら志願し、精霊の木となったのだ。
王は涙を流して木に話しかけるが、もう木はなにも語らなかった。
「さあ、もう帰りなさい」と少女は言う。
「これは私の妹だった。私はこの木を守っていく」
王はあやまる。 おしまい。

おや~。これは、「ただ君に逢いたい」の実際のストーリーとはだいぶちがいますね。
最初思いついた時はこういう話だったんですねー。てゆーか、文章が(メモだからしかたないけど)幼児みたいだ。お恥ずかしい。

しかし、ここからキャラクターの性格がきっちり決まって、実際に動かしていくと、
「あ、この男はこういう人じゃないな」
「女子のほうも、もうちょっと芯が強いな」
みたいな感じで話がずれていき、結末もずれていったという。
このように、
キャラクターが勝手に動いてストーリーを引っ張っていくのはままあるパターンです。

テーマ
話はいつでもできる、会えると思っているけど、じつは一緒にいられる時間というのは短いものなのだ。

テーマというのは、物語がイメージとしてとらえられているくらいの初期において、曖昧模糊としているカオス状態で、核になるモノです。

そしてみなさんはたぶん、このテーマだけ読まれて「ふーん?」だと思いますが、書いた本人のゆきうさぎはこれだけのメモから、当時二つの(今の自分から未来の自分への)指示があったことも思い出せます。

その1
人間と精霊の肌感覚で、時間の進む速さはちがう。
そのお互いの意識の食い違いが、物語にパッションを与える。ということを表現すべし。


その2
こういう時間感覚のずれっていうのは、現実世界でも起きる。
たとえば幼児と大人でもちがうし、老いた祖父母といつでも会話できると思っていたら、ある日ぼけてしまって、もう二度と会話できなくなってしまった、というケースもあるだろう。
そういう時のとまどいや後悔を肌感覚として呼び覚まし、表現すべし。

ようは自分自身で勝手に課題を出して、未来の自分にクリアしろよ、と言っているかんじです。
そして実際の小説には、その1はざっくり表現され、その2はけっこう深く描けていたんじゃないかと(自己分析)。

 
よくブログ作法でも「見出しを大、中、小と決めて」「書くことをクリアに」等等、言われていますし、論説文や会社の書類も基本的には同じやりかたですよね。

じつは小説創作も、「項目を決めて」「書くべきところに書かなきゃならないものを埋めこんで」「読む人が飽きないテンポで」「わかりやすく」書く
そういう「書き方の基本」は、書き物である以上、同じやり方です。

ただ、小説作法の実践例は、ブログ・挨拶文・論文等と比べ、圧倒的に例が不足しているように思います。
本当は一番知りたい、プロの物書きさんたちの小説作法の裏側は、まず絶対に非公開。お金が絡むしな。まあ、普通に考えて、手の内は明かせませんよね……。残念。

わたくし、アマチュアで申し訳ありませんが。
そんな中でこういう記事は情報としては稀少だし、小話としては、ちょっとおもしろいかな。と、思って書いてみました☆

お楽しみ頂けましたでしょうか? 


それでは、また。
ごきげんよう。

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