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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと83『落ち葉ひろい』・Brambly Hedge と子供良本

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 こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、この詩エッセイです。

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イラスト提供:ふわふわ。り

【夢たび83】『落ち葉ひろい』   

ひょう ひょうひょう

頬にあたる 風は冷え
冬が 駆け足でやってくるころ

音もなく 葉っぱを落とし
森の木々は 眠りの準備

もこもこセーターに とんがり帽子
坊やと一緒に おくつを履いて
落ち葉ひろいに ゆきましょう

こころを開いて 周りを見れば

赤い葉 黄色葉 茶色い葉
どの葉っぱも 世界にひとつ

こころを開いて 耳を澄ませば

かわいいあんよの 足の裏から 
秋の音色が 聞こえるでしょうf:id:yukiusagi-home:20190910095016j:plain

【夢たび景色】Brambly Hedge と子供良本

みなさんは 『のばらの村のものがたり』という絵本をご存じでしょうか。
原題はBrambly Hedgeと言い、ピーターラビットやくまのプーさんと並び愛されているイギリス絵本です。

夢たび83は、ゆきうさぎの中では『のばらの村のものがたり』的な創作ですので、今日はこの作品についてと、子供にあたえる良本の選び方なんかを少しご紹介します。

ゆきうさぎがこの絵本と出会ったのは小学生のころ。
昭和56年の2版を持っていますので、ほぼ日本語版が出版された最初期からの読者といえるかと思います。(ちなみに当時は1冊580円でした。安い) 

のばらの村のものがたり 全4巻セット

のばらの村のものがたり 全4巻セット

 

まず最初に翻訳されたのがこの4冊で、春、夏、秋、冬でそれぞれちがうお話しですが、同じねずみ村での出来事を描いた作品です。
作者はジル・バークレム。経歴は↓

ロンドン郊外、1951年生まれ。小さい頃から庭の草花や虫が好きで、大学で動物学を学ぼうと思うほどだったが絵の才能を伸ばす道をとり、ロンドンのセント・マーチンズ美術学院に学ぶ。
毎日ロンドン市内へ通学するうち、生まれ故郷エピングの豊かな自然と生活をあらためて見直すようになり、それが「のばらの村のものがたり」を描こうと思い立ったきっかけとなる。
この四季シリーズはバークレム最初の絵本で、7年の歳月をかけて生み出された。
(絵本のカバーより抜粋)

とにかくこの絵本作家さんは、細部まで緻密な絵を描かれないと納得できない方のようで、続刊が出るのがものすごーーーく遅い。数年単位でまたされる。
遅いんですが、「待っただけのことはあった!」と思えるような圧倒的に美しい絵本で、現在、発刊されているのは

  • 春のピクニック (Brambly Hedge : Spring Story)
  • 小川のほとりで (Brambly Hedge : Summer Story)
  • 木の実のなるころ (Brambly Hedge : Autumm Story)
  • 雪の日のパーティ (Brambly Hedge : Winter Story)
  • ひみつのかいだん (Brambly Hedge : The Secret Staircase)
  • ウィルフレッドの山登り (Brambly Hedge : The High Hills)
  • 海へいった話 (Brambly Hedge : Sea Story)
  • ポピーのあかちゃん (Brambly Hedge : Poppy's Babies)

まで。
あらためて見ると、約40年でなんとたった8冊しか出ていない!!!
これはもう採算度外視しているというか、とにかく「お金はいいから、後世に残るような美しい絵本を提供するんだ」という、バークレムさんの強いポリシーを感じます。

でも、同じ絵本を買うなら、購入する側としては品質がいいほうがいいに決まってますよね。
半年や1年で描かれた絵本と、3年5年かかった絵本とじゃ、やっぱり全然造りがちがっている気がします。

中でもゆきうさぎのお気に入りは、秋の話。 

のばらの村のものがたり(3)木の実のなるころ (講談社の翻訳絵本)

のばらの村のものがたり(3)木の実のなるころ (講談社の翻訳絵本)

  • 作者: ジル・バークレム,前田豊司,岸田衿子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1981/05/28
  • メディア: 単行本
  • クリック: 2回
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森ねずみ男爵の愛娘でお嬢様のプリムローズが、おきゃんぶりを発揮して、大人の注意も聞かずにあちこち探検した結果、迷子になってしまう。季節は折しもイギリスの秋。日があるうちはまだ明るく素敵でも、しのつく雨が降り出せば、とたんにハロウィンっぽい怖さを感じる気候に様変わりしてしまい――。 


結局、プリムローズは捜索隊に発見されてことなきを得るのですが、ゆきうさぎは自分が小さな女の子だったころ、この物語たちに出会ったので、秋のプリムローズ編は一番、自分が感情移入しながら読める話で大好きでした。

ちなみに、あきらかに男子むきとわかるのは、春のウィルフレッドの話。 

のばらの村のものがたり(1)春のピクニック (講談社の翻訳絵本)

のばらの村のものがたり(1)春のピクニック (講談社の翻訳絵本)

 
  今日はわんぱくウィルフレッドのお誕生日。みんなにお祝いされて、プレゼントもらいたいのに、なぜか大人たちはウィルフレッドのことなんか無視してピクニック計画におおわらわで――。

こちらはフタを開ければサプライズパーティだった、っていうオチなんですが、パーティの様子や自然風景なんかが本当に綿密に描かれている。

ちなみに、下記はドイツ語版。
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ゆきうさぎはドイツに住んでいたので、日本語版の他にドイツ語版も持っています。
なんと言っても子供の絵本だし、そんなにむずかしくない。
「のばらの村のものがたり」って、各国で翻訳されているんですよね!
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もちろん原作は英語なので、子供の英語教育にもオススメ♪↓
また「英語で読みたくはないけど、洋書がある家ってなんとなくステキ~」
という方にも、この絵本シリーズは絵が美しいので、インテリアとして飾っておいてもいいかもしれないですね。 
A Year in Brambly Hedge: 4 Stories Throughout the Seasons

A Year in Brambly Hedge: 4 Stories Throughout the Seasons

 
 ちなみにBrambly Hedge シリーズはイギリス王室御用達の食器メーカー、ロイヤル・ドルトンとも提携しており、美しいお茶器セットが一式出ています。こういうのね。↓ 

 いっぱい茶器画像を貼ると、ごてごてアフェリサイトになるので割愛しますが、ポットやお皿なんかもたくさん出ています。
 じつは、ゆきうさぎもこのティーセットを持ってまして♪

ドイツにいたころ、お誕生日のたび数年かけて集めていたんですよね。なつかしい。
日本だとなかなかティーセットフル装備のお茶会などしないので、普段あまり使わないんですが、たまに子供のお誕生日とかに、「春、夏、秋、冬、どれがいい~?」などと言って使ってます。

 あと、わたくし小学校で絵本の読み聞かせボランティアを、もう6年続けておりまして。専門講師の方の講習会なども定期的に参加しているのですが、そこでよく言われるのが、

「10歳になるまで、子供には絵本を読み聞かせる必要があります。
子供は絵本の『字を読む』んじゃなく『絵を読んでいる』。
10歳くらいまでの子供というのは、字を読むのにまだ慣れていないので、『自分で本を読みなさい』と絵本を与えると、字を追うだけでいっぱいいっぱいになり、話の筋を理解するに至らない。
ゆえにお母さんが絵本を音読し、その音声を聞きながら絵を読む体験の積み重ねが必要になる。
この蓄積がないと、高学年になってから本格的な読書をしようとした時に、蓄積が足りなくてつまづく、ということになりがちです」


ようは、大人の読書に至るまでには、まず段階を踏んでいかないといけないよ。
一足飛びに難しいことを要求しても無理だよ、というわけ。

「漢字を覚えさせたいなら、教科書の音読も効果がある。
でも読書をさせたいなら、『10歳までは絵本を読み聞かせるほうが有効』」


そして絵本もただ単に売れ筋の本を与えるのじゃなく、できるかぎり子供の栄養になるものを選ばなければならない、と。

こういう「子供になにを読ます?」的な話をものすごーく詳しく解説している本も、じつは世に出ていまして。書店員さんもオススメなのが以下、 

絵本論 (福音館の単行本)

絵本論 (福音館の単行本)

 

 絵本界ではレジェンド的存在の瀬田貞二さんが書かれた「絵本論」ですが、この本は辞書なみに分厚いのだけが難点なんだよな。汗

それだけ詳しく内容も深いから、読む価値はあるんだけれども。というか、ゆきうさぎは本当にこの本を読んでよかった!と断言できるけれども。

ただ、辞書サイズというのがね~。値段も高いし。
たぶん読書好きか、「どうしても子供に良本を与えたいんだ!!」って根性のあるママさんにしか、「絵本論」は読破できないかも……。

というわけで、辞書みたいな本を読むほどにはなー、な方に、ものすごくはしょって「子供に与えるオススメ良本の選び方」をお伝えしますと、

「まずはベストセラーを!」「新作は、頻繁に重版されているものを選べ!」

ということになろうかと。(うわわ、ホントに一言だ、瀬田貞二さんスミマセン 汗)

根拠としてはですね、ベストセラーは世代を超えて人を魅了するものがあり、かつ、普遍的な価値観を盛りこんでいる内容のものが多い。
だから、失敗が無い。
また、速いペースで重版されている本はそれだけ広く購入側から求められている内容だということ。
だから、信用度が高い。
というわけ。

あとね。
昔昔にゆきうさぎが購入した本たちは、親になった今もけっこう手元に残っていたのですが、子供達がそれを読む年代になったら、これらの本たちが、しっかり活用されているというか、受け継がれているんですよ。つまり、

良本は世代を超えて受け継がれます。

複数人利用でき、一代限りじゃないのだから、良本というものは長い目で見るととてもお買い得なんじゃないでしょうか。

と、落ち葉から、だいぶ話が大きくなりましたが――。
暑くも寒くも無い、美しい秋シーズンは、もうすぐそこまできていますね!
涼しくなってきたら、なにをしよう?
今からちょっとソワソワするゆきうさぎなのでした♪


それでは、また。
ごきげんよう。

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