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楽しく暮らそう。ゆきうさぎの創作雑記

【詩エッセイ♪】 夢のたびびと99『白木蓮の花咲くころ』・海外駐在は、ロングバケーション

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こんにちは、ゆきうさぎです。
はじめましてのみなさま、ご訪問ありがとうございます☆
前からご覧になられているみなさま。引き続き「夢たび」お楽しみ下さい♪
子供の頃から夢を見ずにはいられないまま、大人になりました。そんなゆきうさぎが10年近く前に書いていた詩「夢のたびびと」に、このたび新たに「夢たび景色」を書き加えたものが、この詩エッセイです。

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イラスト提供:ふわふわ。り

【夢たび99】『白木蓮の花咲くころ』   

青空に浮かぶ 白木蓮
貴婦人のような 優美な面差し
今年もまた あなたに会えた・・・

思い出す

春の夜風と 白い月
不安と期待をない交ぜにして
嫁ぐ矢先に あなたを見上げた

里帰りの夕 甘い香り
命を 授かった喜びに
心が弾んだ 至福の時

うららかな朝 花の下
乳母車と共に 立ち止まり
あなたと心で 語らった日

次にあなたと 出会う春
どんな私が そこにいるのか

白木蓮の 花咲くころ
私は次の 旅に出る
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【夢たび景色】海外駐在は、ロングバケーション

この夢たび99は、ゆきうさぎがベトナムに行く前の早春に創作しました。
決まっていた娘の保育園入園を辞退し、職場復帰するつもりだった会社を退職し、新たな地へ引っ越し準備を始めた時期――。

個人的には、けっこう大きな人生転換の渦中にありました。

そんな中、この白木蓮の大木は近くの個人宅に植えられていて、毎年通りすがりざま「今年も綺麗だなぁ」と見上げていた木でした。

次にこの木を見上げるのは、3年は先のことになるだろうけれど、その時わたしはどういう気持ちでこの木を見るんだろうか。

たしかそんなことを考えつつ、白い花が咲き散るのを、名残惜しんだ記憶があります。

その後3年のベトナム生活を終え、さらに戻ってきて倍近くの歳月が経過した今、海外駐在生活とはざっくりどんな感じなのか。今日はそんなお話。


と言って、結論から申し上げますとね、「海外駐在はドラマ『ロングバケーション』みたいなかんじです」。

ご存じでしょうか、昔『ロングバケーション』という伝説的人気ドラマが放映されていたことを。1996年。主演は木村拓哉さんに山口智子さん。ロンバケ現象を引き起こした物語のあらすじ詳細は以下参照。↓

middle-edge.jp

この話の瀬名くんと南の日々と、海外駐在生活って、けっこう被る気がするんですよ。
人生の中で、かけがえのない大切な時間だけれど、かならずいつか終わりがくるってわかっている。時間制限があるところが特に。

ゆきうさぎはベトナム3年前にドイツに6年いた経験があったので、渡越する前に「3年で一区切り」っていうマインドをかなり強く持って出国しました

海外駐在に行くと、大概の日本人は2パターンに分かれます。すなわち、
①現地に馴染み、現地での生活を思うさま謳歌する人
②現地に馴染めず、殻に閉じこもって望郷の想いばかり強くなる人。

②の場合、途中で耐えきれずに帰国しちゃう人もいる
せっかくの海外、もったいないような気もしますが、現地の水が身体に合うか合わないかは、あくまで個人的な話なわけで。
無理に長居するよりは、楽しく幸せに生活できる処へ戻る選択をするのも全然ありかな、とゆきうさぎは思います。
海外だと、語学の出来不出来って問題も大きいしね。

問題はむしろ①のケース。
見ること聞くこと、新しくてめずらしくて、日本じゃ体験しえないようなアクティビティが満載で、毎日お祭り騒ぎみたいになるパターン。
エンジョイできてて、けっこうなことじゃないですか? ハイ、そうなんです、が。

現地が楽しすぎると、「もうここから帰りたくない! ずっとこの生活を続けたい!」って気持ちになるの、自然な流れですよね。
ゆきうさぎがベトナムにいた時分にも、
「正直、帰国後の生活なんて想像できない。なんのヴィジョンも湧かない、ずっとここにいたい~~」
って言ってる人、いました。

でもね。ロングバケーションなんですよ。
いつかかならず交代要員がきて、本国に去ることになるんです

ここで、それまで帰国後を見据えて毎日暮らしてきた人と、なんも考えずに今を謳歌してきた人との差が大きく出ちゃうんですよね。
イソップ童話「アリとキリギリス」にも、なんとなく通ずるところがあるような……。

海外に長くいればいるほど、ゆきうさぎの感覚では4年経過したあたりから、日本のムーブメントに疎くなり、身体も暮らしている国の気候に馴染んだ仕様(というんだろうか?)になる。
また、考え方や感じ方も今現在いる国に近くなり、そのぶん母国と乖離していく
遠くの知り合いとは時間が経過すると共に疎遠になり、代わりに近くの友人が増えて、絆が深まる。ゆきうさぎはこれを、浦島太郎(or花子)化と呼んでおります。

海外駐在が転機になって、そのまま赴任先に永住する人もいます。
こういう人たちはもう、マインドが日本<海外になってしまっていて、軸足が完全に滞在国になっちゃったタイプ。
いくら見た目が日本人でも、日本にルーツを持っていても、今現在100%生粋な日本人かと言うと、やっぱりちょっとちがってきちゃってるかな、って印象です。

どっちも全部、つかむことはできない。

結局はどちらかに帰属するしかない

つい先日、父ロボさんが書かれた記事を拝読したのですが↓(父ロボさん、勝手に引用して失礼します!!)

www.nanigoto.net

インターに入って自由な授業を受けていた子供が、帰国してから、↑こういう日本式教育に馴染めないのは、ごくごくあたりまえにあるお話。
だって世界には数字の表記自体がちがう国だって、いっぱいありますからね。たとえば、
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ドイツでは左の1が正式表記です。日本は右ですよね?インタースクールでは両方〇でした。算数ではあくまで算術を教わるだけで、表記までいちいちチェックされません。

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これ、日本は左しか〇にならないんじゃないかな。ちなみにドイツ式は右。ゆきうさぎのいたインターではどれ書いてても全部〇でした。
なぜってこれは、各国の文化のちがいだから。どれか一個〇にしたら、その他の文化を否定したことになる。だから×になんて、できない。

でも、日本では×になるでしょ。(日本も外国人の子供が増えてきたら、そのうちこういうのOKになるんだろうか。。。)

だからいずれ帰国して日本に住む予定なら、海外にいる時から
「今はいいけど母国に帰ったら、あれもこれも認識が変わるんだよ」
「いつまでも今のままいられるのは、ここにずっと住む人だけ」
って子供に言い聞かせておいたりとか。

ロンバケ中から、帰った後の準備が必要なんですね
こういう準備を地味にやってたタイプは、浦島太郎化を受けにくい、いわば「アリとキリギリス」のアリタイプ

では、キリギリスタイプはというと?
子供の適応力って、大人の数倍はあるので、海外生活が長くなればなるほど、
「見た目は日本人だけれど、中味はその国の人」な子供が形成されることも、よくあります。

そしてなんの前準備もなく、長く海外で育った帰国子女が、一度は日本に帰ってきても「やっぱりどうしてもこの国には馴染めない~~、前いた国のがいい~~」ってなって、たとえ親は日本に住んでいても、母国を去っちゃう。
こういう話も、あるあるなんですよね。。。

まあ、家族が元気なうちはいいんですけれども。
たぶん親が年取って介護の話とか出てくるようになると、大変になるケース。

なので①のパターンでオススメしたいのは、
あくまでロンバケを謳歌しつつも、ここがロンバケ場であることを忘れない
ことかと。
自分がどこに帰属したいのか、よく見定めて生活すれば、あとでこんなはずじゃなかったなー、ってならないので。

国内転勤も、基本的には同じようなことが言えるんだろうと思いますが。
海外の場合は海を隔てているし、なにせ距離が遠くて時間とお金がかかる、言葉や文化もちがっているので、一番問題なのは、なにかが起きても身軽に移動できないことかと。

ベトナムから舞い戻って、ゆきうさぎはまた、あの白木蓮を見上げる機会に恵まれましたけれど。
その時の感想は、
「あ~、長い間遠く旅してきたけれど、またここに戻ってこられて良かった♪」
でした^^

ロンバケ明けの日本生活は、地に足がしっかりついている感じで、ここで出会った人たちも結んだ絆も、もう期間限定じゃない一生モノ。
私はなによりも一番、それが嬉しかったです。

なんといっても、人生はやり直しのきかない一本道ですのでね。
行きて帰りし者の所感が、これから発たれる方や今まさにロンバケ中の、どなたかのお役にたてば幸いです!ぺこりん。

それでは、また。
ごきげんよう。

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